平山瑞穂さんの『株式会社ハピネス計画』

平山瑞穂さんの『株式会社ハピネス計画』を読みました。他人の出す音が気になって気になって、そして腹が立つ! おまえは無意識にやってるんだろうが、それが私の幸せ時間を奪うんだ! とまでは書いてませんが、私もよく電車の中で1人いらいらしてるのでよくわかります。
ちょっと『ラスマン』っぽいと平山先生が日記に書いていた通り、なんだかちょっとずれた世界。そこだけ読めば、別におかしくはないのに、全体的に読むと何か定まらない感じが堪りません。現実っぽさと、小説っぽさが混じりあってる感じです。
引越業者の看板がいっぱいあるところと、デュボア夫人の「よわーん」がツボにはまりました。
失礼かもしれませんが、読み終わった後に、帯の書店員さんの感想を読むと、胡散臭く見えてしょうがない。
「読んだら幸せになること間違いなし!」
「ここにもあったサクセス・チャンス!」(←これと並べると胡散臭さ倍増)