昨日の続き

仮に駆け落ちしたらどんなストーリーになるか考えてたらものすごく壮大な話になりました。みんな聞いてくれるかい?

試演当日。休憩所で気分を落ち着かせているマヤ(白目)。「やあ、チビちゃん」「速水さん!」(心の声:紫のバラの人……!) 「緊張しているのかい? 君らしくないな」(ここでジュースをおごる)「あ、ありがとうございます。速水さんには前もこうやってジュースをおごってもらいましたね」(たい焼きと月影先生の危篤シーンの回想入る)(速水さん、マヤの舞台の思い出語る)

「いよいよだな」「ええ」「長かったな。思えば俺の人生の大半は『紅天女』を手にいれるためだったのかもしれない……そのために生きてきた」(心の声:あの時から!)「この試演が終わったら……」「終わったら……結婚するんですよね。詩織さんと……。お似合いの2人ですよね。詩織さんは美人だし、大都芸能にとっても最高の人ですからね。あたしと……あたしと違って!」「……チビちゃん!(白目)」

(間)

「チビちゃん、もし。もし俺が名前も地位も名誉も捨てるから一緒に行こうって言ったらどうする?」(心の声:速水さん!)(マヤの心のモノローグで色々考えるシーンが入る。ここで今までわからなかった阿胡耶の気持ちを理解する)(ガラスの仮面が割れる)

「……あ、あたしチビちゃんじゃありません」「そうだったな。……マヤ、一緒に行かないか?」「はい」

(2人逃げる。途中、桜小路くんと会ってゴタゴタする)

マヤが消えたので仕方なく、亜弓さんの試演から開始する。(小野寺先生が嫌味とか言いつつ、先にやった方が有利だとノリノリでやる)

亜弓さんの紅天女で3巻くらい費やす。大絶賛。結局マヤ行方不明のまま終了。

終了後、みんなで月影先生の元へ(VIP用BOX席が作ってある)。亜弓さん『紅天女』に認定。ここで亜弓さんマヤに対してキレる。「亜弓さん、あなたはラストのシーンで紅天女として一真と対決したわね」「ええ、そうです! 紅天女は神。人間に恋などしてはいけない! だから私はそう演じました! 紅天女として!」「そう。その通りだわ。でも阿胡耶として一真と生きていく道も紅天女にはあった。1人の乙女として……」「!(白目)」「あの子は出会ってしまったのよ。魂の片割れに。そしてひとつになることを望んだ」(亜弓さん、また敗北感を味わったり)

「ふ、ふふふふふ。でも私は勝った。長年の夢だった紅天女を手に入れた。そして一生女優としてこの道を生きるわ!」(立ち直ったり)「亜弓さん、紅天女に永遠の命を……(ガクッ)」「つ、月影せんせぇーーーーーー!!!」(心の声:やっとこれであなたの元へ……)